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すみれプロジェクトが始動!
会津から日本一を!

活動報告

2024.03.28
コラム

「すみれプロジェクト」が始動します

2024年4月、長距離クラブチーム「すみれプロジェクト」がいよいよ始動します。

 

以前から「地元に長距離のチームを作りたい。地元の子供たちを、地元で育てたい。」という想いを持ち続けていた現:駒沢大学・総監督の大八木弘明顧問、その大八木監督の門下生で、駒澤大学キャプテンとして第84回箱根駅伝の総合優勝を成し遂げた安西秀幸監督、そして、会津美里町立高田中学校で男子駅伝部を全国準優勝へ導いた角田一昭ヘッドコーチ。

 

その他コーチ陣も含め、全国でもトップレベルの指導力を兼ね備えた「長距離界・会津最強コーチングチーム」として、地元会津に暮らしている子ども達を心身共に育成し、未来のオリンピアンも目指していける…そんな体制を整えてきました。

 

語弊を恐れずに言うならば、「スポーツは、結果が全て」と言っても過言ではない、と思っています。勝負の世界ですから、文字通りそこには当然「勝った」「負けた」という状況が生まれます。「1位でなければ、2位もビリも一緒。」といった言葉で悔しさを表現するアスリートが大勢いたように、残酷なまでに結果でしか評価されない側面がある、これもまた事実なのです。

 

ただ、ただ。どのような「結果」であろうとも、その「結果」を得るまで「自分なりに精一杯過ごしてきた時間」というものは、必ずその後の人生において、「自分自身を徹底的に励ましてくれる大切な時間」になると信じています。

 

「あれだけの苦しみを耐え抜いたのだから、大丈夫」

「あそこまでの練習をやりきれたのだから、なんだってできる」。

 

未来の自分が胸を張ってそう言えるよう、今の自分が出来る最大限の毎日を過ごしてほしい。そこで得られる「頑張れた自分」「やりきった自分」というものが、きっとこれからの人生で必ず助けになる瞬間が訪れるはずです。この「すみれプロジェクト」を通じて、入会する選手全員が、少なくともそれを手に入れてほしい、と心から思っています。そこに結果も付いてくれば、言うことはないです。

 

一定数いる心ない人たちというのは、きっとこれからもこう言い続けるかもしれません。

 

「会津は雪が降る土地柄で道路も凍るから、陸上なんて強くならない」

「会津なんかの田舎で優勝できるか」

「無理だ無理だ」

と。

 

ひょっとしたら、すみれプロジェクトの選手の中にも、今はそう感じているメンバーがいるかもしれません。でも、過去には野球の甲子園大会で北海道の駒沢大学附属苫小牧高校が優勝しています。宮城県の仙台育英高校も優勝しています。サッカーでは青森県の青森山田高校が…。そして何より駅伝でも福島県勢は全国のトップ争いに加わる年もあります。細かい事情があるにせよ、居住エリアだけで自分の未来の可能性を勝手に閉じてしまうことは、とてももったいない。どんなことを、どんな言葉を、どんな現実を信じるかは、自分自身です。何よりも「誰のための人生だ」ということを常に忘れずにいてほしいと思います。

 

「すみれプロジェクト」には全国トップレベルの監督、コーチが既にいます。つまり、目の前にいる監督、コーチの基準が「全国基準」なのです。その基準に沿った練習や意識改革を行う事で、きっと自然に全国レベルの選手へと近づいていけるはずです。ぜひそれを信じ、選手全員がいまよりも強く、速くなってほしいと思っています。

 

 

全員が会津出身のスタッフメンバーで、全員が会津に居住している選手、最大限にご協力いただいている親御さん、地元を中心とした企業や個人のパートナー…。全てが1つとなり、「まぎれもなく、私達はすみれプロジェクトなのだ」と。そう胸を張って言えるチームを創っていけるよう、私達コーチ陣も含め、情熱をかけた真剣勝負が始まります。

 

さあみんな、準備はいいか?